MMIJ 2016,Morioka

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企画講演

最近の石炭等エネルギーの開発・利用の動向

Thu. Sep 15, 2016 9:40 AM - 11:50 AM 第4会場 (12番講義室)

司会: 笹岡孝司(九州大学), 菅井裕一(九州大学), 中村貴司(石炭エネルギーセンター), 島田英樹(九州大学)

10:00 AM - 10:20 AM

[3402] Estimation of gasification area in underground coal gasification with monitoring technique by using acoustic emission

濱中晃弘1, 板倉賢一1, 蘇発強1, 児玉淳一2, 出口剛太3 (1.室蘭工業大学, 2.北海道大学, 3.地下資源イノベーションネットワーク)

司会: 笹岡孝司(九州大学)

Keywords:石炭地下ガス化、燃焼領域、破壊音計測、

石炭地下ガス化(Underground Coal Gasification: UCG)は,石炭層に注入孔および生産孔のボーリングを穿ち,地下の石炭層を原位置で燃焼・ガス化させることで,地表で一酸化炭素,水素,メタンを主成分とする可燃性ガスを回収する技術であり,これまで経済的・技術的な観点から回収のできなかった未利用石炭資源の有効利用技術である。UCGは地下の未利用石炭資源の有効利用の他に,地表設備費の簡便化,石炭灰処理問題の解決,CO2貯留の可能性等といった点に関して適用の優位性がある一方,地下水汚染,ガス漏れ,地盤沈下等といった周辺環境に与える影響に対して十分に考慮しておく必要がある。ここで,それらの周辺環境への影響を評価,制御するためには,UCGプロセス中に燃焼領域周辺の熱応力により生じる炭層内の破壊活動を制御することが肝要であり,この破壊活動監視の手法の一つとして破壊音(AE: Acoustic Emission)計測が考えられる。本報告では,幅0.60 m,長さ2.74 m,厚さ0.55 m のUCG模型を用いて実施した実験中に継続的に計測した炭層内温度,AE波形および実験後の炭層内部の断面掘削の結果より,AE計測を利用したガス化プロセス中の炭層内の可視化に関して検討を行った結果について述べる。

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