11:15 〜 11:30
[3508] 釧路南東部白亜系頁岩の間隙の観察
司会: 奈良禎太(京都大学)
キーワード:間隙構造、頁岩、蛍光法観察、堆積岩石学、白亜系
釧路コールマインの鉱区および周辺に分布するメタン胚胎白亜系を対象とする資源・素材学会採掘技術部門委員会岩層ガス採掘小委員会の活動で調査された岩石中の間隙構造の蛍光法観察結果について述べる。
2014年度までに坑内で実施したボーリングのコア試料は,主として細粒砂岩,細粒ないし微粒砂岩泥岩互層が優勢なタービダイトからなり,頁岩と考えられる。そこで,メタン胚胎の状況を検討するための重要な指標となる岩石中の間隙構造をメチルメタアクリレートを用いた蛍光観察法,および通常の偏光顕微鏡観察で調べた。その結果,間隙はマトリックス内に卓越することが確認された。また,間隙の存在状況には,いくつもの異なるパターンが存在し,多くの場合,垂直方向に10mm移動すると状況が異なることが明らかとなった。この類似の間隙パターンは,層状につながることがほとんどである。このような状況から,間隙量についても,場所によりかなり異なる可能性が示唆された。また,場所によっては,粒径が間隙パターンや間隙量に大きく影響することが示唆された。
2014年度までに坑内で実施したボーリングのコア試料は,主として細粒砂岩,細粒ないし微粒砂岩泥岩互層が優勢なタービダイトからなり,頁岩と考えられる。そこで,メタン胚胎の状況を検討するための重要な指標となる岩石中の間隙構造をメチルメタアクリレートを用いた蛍光観察法,および通常の偏光顕微鏡観察で調べた。その結果,間隙はマトリックス内に卓越することが確認された。また,間隙の存在状況には,いくつもの異なるパターンが存在し,多くの場合,垂直方向に10mm移動すると状況が異なることが明らかとなった。この類似の間隙パターンは,層状につながることがほとんどである。このような状況から,間隙量についても,場所によりかなり異なる可能性が示唆された。また,場所によっては,粒径が間隙パターンや間隙量に大きく影響することが示唆された。
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