資源・素材2016(盛岡)

講演情報(2016年8月18日付)

若手ポスター発表【コアタイム】

資源開発技術

2016年9月13日(火) 16:00 〜 17:30 第3会場 (銀河ホール)

16:00 〜 17:30

[PY-10] 地震波速度異方性媒質の存在による波動場変化と波形分離

米木梨奈, 三ケ田均, 武川順一 (京都大学工学研究科)

キーワード:地震波速度異方性、地震波動場、数値シミュレーション、波形分離

近年,頁岩や未固結浅部地盤などは速度比30%以上の強い地震波速度異方性を持つことが明らかになっており,シェールオイルやシェールガスの開発に伴って“強い度合いの”異方性媒質をターゲットとした物理探査技術の必要性が高まっている。しかしながら,物理探査の分野における既存研究では,地震波速度異方性を“弱い”と仮定したものが多く,“強い”速度異方性に注目した研究事例はまだ少ない。 著者らの過去の研究において,地下浅部地盤の速度異方性情報を得ることを目的として地震波伝播シミュレーションがおこなわれ,強い速度異方性媒質の存在によって地震波観測波形,特にPS 変換波とみられるS 波に比較的大きな変化が表れることが確認された。次に,速度異方性に起因するPS 変換波の発生場所や速度異方性を表現する弾性定数と受振波形の関係を調べるための準備として,変位と変位ポテンシャルの関係を用いて受信波形からP 波とS 波を分離することを試みた。今後は,分離したS 波のみを用いてreverse-time migration を行い,解析を進めることが必要である。

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