MMIJ 2016,Morioka

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若手ポスター発表【コアタイム】

環境

Tue. Sep 13, 2016 4:00 PM - 5:30 PM 第3会場 (銀河ホール)

4:00 PM - 5:30 PM

[PY-20] Risk assessment of 1,4-Dioxane considering the adsorption property to soils common in Japan

伊東玄樹, 中村謙吾, 駒井武 (東北大学大学院 環境科学研究科)

Keywords:1,4-ジオキサン、土壌汚染、吸着、リスク評価

有害化学物質のリスク評価を行うにあたり、その物質の環境動態を把握することは非常に重要である。1,4-ジオキサンは、難分解性の合成有機化合物であり、現在でも有機溶剤及びその安定剤として広く工業利用されている。一方で、人に対して発がん性を持つことが疑われており、産業廃棄物や不法投棄現場からの、土壌及び地下水への移行が懸念されている。本物質に対しては、環境水質基準等が既に施行され、土壌環境基準(溶出値)も制定済みである。しかし、土壌中での動態に関する知見が不足しているため、土壌汚染対策法における指定基準が未だ設けられていない。本研究では、国内で多く見られる8種類の土壌を用いた1,4-ジオキサンの吸着試験を行った。試験結果から得られた吸着定数と、土壌の基礎物理化学パラメータを用いて健康リスク評価モデルを開発し、1,4-ジオキサンのヒトに対する健康リスク評価を行った。さらに、他のVOC(1,1,1-トリクロロエタン,トリクロロエチレン)のリスク評価結果との比較から、開発したモデルの妥当性と、リスク評価結果に対する土壌種のパラメータの影響について考察を行った。

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