4:00 PM - 5:30 PM
[PY-22] Evaluation of particle size dependent properties of preferential flow path by using X-ray visualization of water flow in column
Keywords:上向流カラム通水試験、可視化、卓越流路、X線CT、土壌汚染
土壌汚染の評価手法の一つに、汚染土壌中の重金属類の溶出挙動や溶出量を経時的に評価するカラム通水試験がある。カラム通水試験は汚染土壌からの有害物の溶出特性を詳細に評価できるという特徴がある。しかし、我が国ではカラム試験の統一規格は存在しないため試験結果の比較が難しい状況である。試験結果の横断的な評価を行うためにも試験方法の標準化や精度管理は重要な課題である。そのため、カラム内の流路について議論することは重要である。これまでの研究からカラム内には卓越流路が生じ、その様相は土壌ごとに異なることが確認された。ここで、粒径のサイズ及び均一性は卓越流路の形成や、流路の屈曲度に関係することが確かめられた。しかし、その詳細な関係性についての知見はない。カラム試験の最適な規格の設定に向けてカラム内部の流路とその形成要因を解明することは重要である。本研究では、粒径の異なるガラスビーズ(1.5~2.5 µm, 0.500~0.710 µm, 0.105~0.125 µm)をISO/CEN規格でカラムに充填し、X線CTを用いてカラム内部の流路を可視化することで、流路形成の粒径依存特性について評価を行った。
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