MMIJ 2016,Morioka

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若手ポスター発表【コアタイム】

環境

Tue. Sep 13, 2016 4:00 PM - 5:30 PM 第3会場 (銀河ホール)

4:00 PM - 5:30 PM

[PY-24] Effect of dehydration temperature for boron removal by amorphous ettringite

帆保駿吾1, 武藤研一1, 松岡光昭2, 所千晴2, 田中善之3, 中村壮志3 (1.早稲田大学大学院創造理工学研究科, 2.早稲田大学理工学術院, 3.住友金属鉱山株式会社)

Keywords:ホウ素、廃水処理、非晶質エトリンガイト

温泉水や地下水などに認められるホウ素は難処理元素の1つとして知られており、高効率な除去プロセスの確立が求められている。エトリンガイト法はホウ素除去に有用であることが確認されているが、共沈法では適切なプロセス条件を満たす場合には良好な除去特性が得られるものの、吸着法では効率が劣ることが既往の研究より確認されている。一方、175 ℃程度で脱水したエトリンガイトは非晶質化し、ホウ素除去性能が向上することも知られている。そこで本研究では、脱水温度がホウ素除去性能に及ぼす影響を系統的に調査した。 エトリンガイトを45~95 ℃の比較的低温の領域で脱水した試料を固体分析したところ、70~80 ℃で3日間脱水した場合のみ、175 ℃で脱水した試料とほぼ同様の構造を有する非晶質エトリンガイトが得られることが確認された。この非晶質エトリンガイトは、エトリンガイト共沈法で得られるホウ素除去効率に匹敵するほどのホウ素除去性能を有することが確認された。特に、25 mg/L程度の低濃度のホウ素除去に対して良好な除去が達成されることが確認された。

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