MMIJ 2016,Morioka

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若手ポスター発表【コアタイム】

環境

Tue. Sep 13, 2016 4:00 PM - 5:30 PM 第3会場 (銀河ホール)

4:00 PM - 5:30 PM

[PY-27] Fundamental study on adsorption-desorption properties with synthetic schwertmannites

武智大輔, 村山憲弘 (関西大学環境都市工学部)

Keywords:ヒ素、吸着除去、鉄系化合物

ヒ素による環境汚染が顕在化している。簡単な方法によるヒ素の除去や固定化が求められている。ヒ素の希薄水溶液に適用できる吸着剤として鉄系化合物が知られている。当研究室では、安価かつ簡便な吸着剤の開発を目指して、シュベルトマナイトの合成条件の緩和や鉄原料としての副産物や廃棄物の適用を考えている。その一環として、種々の条件で合成された物性を異にするシュベルトマナイトに着目し、希薄水溶液からのヒ素の除去挙動について速度論・平衡論の点から検討を行った。ヒ素の固定化能を調べるために再溶出試験を行った。比較として、水酸化鉄についても同様の吸・脱着挙動を調べた。
ヒ素除去試験の結果では、いずれの吸着剤でもAs(III)の除去率は80%以上を示した。アルカリ性領域では、シュベルトマナイトによる除去率の方が高い結果が得られた。除去機構として、表面吸着とイオン交換の2つが考えられる。除去速度の点では、シュベルトマナイトよりも水酸化鉄の方が優れていた。シュベルトマナイトのイオン交換が支配的である中性~アルカリ性では、水酸化鉄よりも高い固定化能を示した。他の観点から比較・検討を行った結果も併せて報告する。

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