MMIJ 2016,Morioka

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若手ポスター発表【コアタイム】

環境

Tue. Sep 13, 2016 4:00 PM - 5:30 PM 第3会場 (銀河ホール)

4:00 PM - 5:30 PM

[PY-31] Effects of covering and adsorption layers on arsenic leaching from excavated rocks by considering oxygen concentration and hydraulic conductivity

林律人, Tangviroon Pawit, 五十嵐敏文 (北海道大学大学院工学院)

Keywords:ヒ素 arsenic、吸着層 adsorption layer、覆土層 covering layer、酸素 oxygen、透水係数 hydraulic conductivity

黄鉄鉱(pyrite)を含有する粘板岩掘削ずりからヒ素(As)がpyriteの酸化反応により溶出する。そこで、この掘削ずりからのAsの溶出に及ぼす酸素の影響を評価するとともに、透水係数の異なる標準砂、河川掘削土、火山灰をAsの溶出濃度低減のための覆土層、吸着層として用いた場合の効果を評価するために、ずり層、覆土層、吸着層からなるカラム試験を実施した。ずり層のみのカラムからは30
μg/L程度のAsが継続して溶出した。透水係数の高い標準砂を吸着層としたカラムでは初期にAsを吸着したが、その後脱着がみられAsの総溶出量はほとんど低減されなかった。覆土層を加えた場合は、酸素濃度の早期低下がみられAsの溶出は若干低減した。標準砂よりも透水係数が低い河川掘削土を覆土、吸着層としたカラムではAsの溶出量が明らかに低減した。最も透水係数の低い火山灰を吸着層としたカラムでは覆土の有無に関わらず、Asの溶出濃度が5 μg/L以下となった。これらの結果は、覆土層の透水性は大気中からの酸素供給に、吸着層はAs吸着能力に影響することを示唆する。

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