4:00 PM - 5:30 PM
[PY-32] Relationship between sedimentary environment in alluvial deposit and arsenic content
Keywords:ヒ素、堆積環境、存在形態、溶出
沖積平野ではヒ素(As)などの自然由来重金属類の濃集が確認されることがある。これらの重金属類は地下水汚染、土壌汚染を引き起こすリスクが存在するため、必要に応じて対策が必要となる。しかし、どのような地層に濃集しているのか、含有量と溶出量との関係はどうかについての知見は多くない。本研究では、石狩平野のボーリングコア試料を採取し、地層ごとのAs含有量、存在形態を分析し、堆積環境(とくに海成と陸成)と比較した。また、溶出試験を実施した。さらに、石狩平野同様に沖積平野にAsの濃集が確認されているベトナム、メコン川流域におけるボーリングコアの分析結果と比較した。石狩平野では有機質層、汽水層で濃集がみられ、溶出量はイオン交換態As含有量によって変化した。一方メコンデルタでは、石狩平野と同様の堆積環境によるAs含有量の変化が見られなかった。さらに溶出量は含有量に対して非常に微量であり、石狩のようにイオン交換態As含有量と相関が見られなかった。
講演PDFファイルダウンロードパスワード認証
講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。
現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)
[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください