MMIJ 2016,Morioka

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若手ポスター発表【コアタイム】

環境

Tue. Sep 13, 2016 4:00 PM - 5:30 PM 第3会場 (銀河ホール)

4:00 PM - 5:30 PM

[PY-32] Relationship between sedimentary environment in alluvial deposit and arsenic content

小林雅仁, Vongphutone Banthasith, 五十嵐敏文 (北海道大学)

Keywords:ヒ素、堆積環境、存在形態、溶出

沖積平野ではヒ素(As)などの自然由来重金属類の濃集が確認されることがある。これらの重金属類は地下水汚染、土壌汚染を引き起こすリスクが存在するため、必要に応じて対策が必要となる。しかし、どのような地層に濃集しているのか、含有量と溶出量との関係はどうかについての知見は多くない。本研究では、石狩平野のボーリングコア試料を採取し、地層ごとのAs含有量、存在形態を分析し、堆積環境(とくに海成と陸成)と比較した。また、溶出試験を実施した。さらに、石狩平野同様に沖積平野にAsの濃集が確認されているベトナム、メコン川流域におけるボーリングコアの分析結果と比較した。石狩平野では有機質層、汽水層で濃集がみられ、溶出量はイオン交換態As含有量によって変化した。一方メコンデルタでは、石狩平野と同様の堆積環境によるAs含有量の変化が見られなかった。さらに溶出量は含有量に対して非常に微量であり、石狩のようにイオン交換態As含有量と相関が見られなかった。

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