MMIJ 2016,Morioka

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若手ポスター発表【コアタイム】

環境

Tue. Sep 13, 2016 4:00 PM - 5:30 PM 第3会場 (銀河ホール)

4:00 PM - 5:30 PM

[PY-35] Fundamental study on the recovery of nanoparticulate ferrocyanide Cs adsorbents

石野翔大, 日下英史 (京都大学 大学院 エネルギー科学研究科)

Keywords:マイクロバブル浮選、ナノ粒子分離、除染、セシウム、フェロシアン化金属

セシウムなどの放射性物質を含む汚染水の浄化プロセスにおいては、フェロシアン化系のナノ粒子吸着剤により吸着・収着処理される場合が多い。しかしながら、後工程の固液分離が困難となるため、ナノ吸着剤を繊維や粗大粒子に担持して使用する方法が通常であるが、二次廃棄物の問題、ランニングコストの面で有効とは言い難い。本研究においては、超微粒子にも有効なマイクロバブルフローテーション法(MBF)を吸着剤の回収方法として適用した場合について、超微粒子吸着剤の浮上分離挙動を界面化学的に解析した。その結果、陽イオン界面活性剤であるドデシルアミン塩酸塩を用いた場合、フェロシアン化鉄では弱酸性領域で、フェロシアン化ニッケル、フェロシアン化銅に関しては幅広いpH域で高い回収率が得られた。そして各粒子のゼータ電位が回収率の高いpH領域で負の値を示したことから捕収剤の静電的吸着が回収率に大きく寄与し、更に、フェロシアン化鉄における塩濃度増加による回収率の低下から捕収剤とK+の陽イオン交換能による塩の阻害が関係していることが判明した。また、海水程度の塩濃度でフェロシアン化ニッケル、フェロシアン化銅がほぼ完全回収できることも確認された。

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