MMIJ 2016,Morioka

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若手ポスター発表【コアタイム】

環境

Tue. Sep 13, 2016 4:00 PM - 5:30 PM 第3会場 (銀河ホール)

4:00 PM - 5:30 PM

[PY-38] Aeration of volatile organic compound using micro/nano porous filter

浅田知輝, 日下英史 (京都大学大学院エネルギー科学研究科)

Keywords:揮発性有機化合物、VOC、曝気、マイクロ/ナノポーラスフィルター

環境規制された揮発性有機化合物(VOC)を含む地下水や工場排水処理において、目標処理濃度がppbオーダーと低い値を設定する必要がある。このような希薄汚染水を処理する方法として、曝気‐吸着法が用いられているが、汚染水濃度が10 ppm程度以上であれば、吸着工程の負荷が高くなり、したがって、この濃度領域におけるVOCの曝気を効率的に行う技術の発展が望まれている。本研究では、マイクロ/ナノポーラスフィルターを通して空気を導入し発生させた気液混相流を用いて、水中に溶存しているVOCを従来の曝気より高効率で処理することを試みた。今回は、模擬VOCをいくつか選定し、各種操作条件を変更しながら実験を行うことで、各試料における同フィルターを用いた曝気への適応可能性を検討した。実験の結果、初期濃度10 ppm程度において、用いたVOCでは、80%程度が揮発したことが確かめられた。各試料の揮発速度を比較したところ、蒸気圧が大なる方が、揮発速度が高くなる傾向が認められた。

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