MMIJ 2016,Morioka

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若手ポスター発表【コアタイム】

環境

Tue. Sep 13, 2016 4:00 PM - 5:30 PM 第3会場 (銀河ホール)

4:00 PM - 5:30 PM

[PY-39] Microbubble Flotation of Escherichia coli

松嶋悠太, 日下英史 (京都大学大学院エネルギー科学研究科)

Keywords:排水処理、ドデシルアミン酢酸塩、マイクロバブル浮選、菌

近年、排水中の菌を安価に除去する技術のニーズが高まっている。現在は膜濾過を中心に処理が行われているが、膜の洗浄および交換が必要なため装置のランニングコストも高価になるため最善の処理手法とは言い難い。そこで、本研究では菌のような数 mm の粒子を効率よく分離回収ならしめるマイクロバブル浮選(MBF)に着目し、除菌への適応可能性の検討および菌への捕収剤吸収着機構の解明を試みた。実験には水棲菌のEscherichia coliを用いてMBF試験を行ったところ、ドデシルアミン酢酸塩DAAを添加した際に大腸菌を95%分離できること、そしてドデシル硫酸ナトリウムSDSを添加した際には菌が浮上しないことが確認された。また初期菌対数を2倍、0.5倍、0.1倍にそれぞれ変化させて実験を行ったところ、全て同様に添加濃度を増やすと浮上も増加することが確認され、この初期菌対数あたりに換算したDAA濃度の臨界浮遊条件がほぼ一致していることが確認され、菌体数当たりの最適存在が示唆された。その他、養分などの影響についても同様の検討を行った。

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