MMIJ Annual Meeting 2017

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企画講演

炉内反応の解析

Mon. Mar 27, 2017 1:30 PM - 4:25 PM Room-1 (6号館 3階 631講義室)

司会: 柴田悦郎(東北大学),武部博倫(愛媛大学)

2:00 PM - 2:25 PM

[1113-18-02] Investigation of Reactions in a PS Copper Converter

Nobumasa Kemori1, Harumasa Kurokawa1, Akihiro Tanabe1 (1. SUMITOMO METAL MINING CO.,LTD)

司会: 柴田悦郎(東北大学)

Keywords:Copper Smelting, PS Converter, Oxygen Probe, Oxygen Pressure

銅製錬は基本的に酸化製錬であることから、生成物の酸素分圧を知ることで酸素の挙動を理解することは炉内反応の解析に極めて重要である。そこで、商業用銅製錬転炉の生成物であるスラグ、白鈹、粗銅相の酸素分圧測定に酸素プローブの適用を検討するとともに得られた酸素分圧の測定値及び平衡計算に基づいて転炉の炉内反応解析を行った。その結果、酸素プローブによってスラグ、白鈹および粗銅をレードルに抜き取った後に精度よく測定する方法、吹錬中の羽口近傍の熔体中酸素分圧を測定する方法を考案し、酸素分圧を精度良く測定することに成功した。また、得られた結果よりスラグ、白鈹、粗銅それぞれの相内では、すべての場所において酸化度に差がないが、造鍰期終了後に転炉内で共存しているスラグと白鈹には酸化度に有意差があり、スラグの酸素分圧の方が低いことが分かった。造銅期終了時には羽口近傍の粗銅は一部Cu2O(s)を析出する程度まで過剰に酸化さていることも明らかになった。さらに造鍰期、造銅期の炉内反応挙動をより詳細に調査し、それぞれのステージにおける反応機構について考察した。

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