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[1201-11-01] 高電圧パルスによる多結晶シリコン系太陽光発電パネルの破砕に関する研究
司会: 林直人(産業技術総合研究所)
キーワード:高電圧パルス破砕、太陽光発電パネル、選択的破砕、単体分離
我が国では、太陽光発電は1990年代から本格的に普及し始め、現在に至るまで太陽光発電設備の導入量は増加傾向にある。一方で、太陽光発電パネルの寿命は20~30年と言われており、今後廃棄される太陽光発電パネルの量は増加すると予測されている。太陽光発電パネルは、Cu、Ag、Alの電極やSi基板等から成る太陽電池セル、ガラス、封止材、バックシート等で構成される複合材料である。したがって、これらの材料を高効率かつ低コストで分離し、リサイクルする技術の開発が求められている。本研究では、高電圧パルス破砕技術を太陽光発電パネルに適用し、物理選別と組み合わせることでパネル中の多種材料を選択的に分離、回収する手法を確立することを最終的な目標としている。第一段階として、多結晶シリコン系のパネルを対象とした際の高電圧パルス破砕の最適条件を検討した。初期パネルサイズを50 mm×50 mmに設定し、放電電圧、パルス回数をパラメーターとして高電圧パルス破砕を行い、各条件での破砕物を比較した。また、破砕物を分級した後、ICP-AESを用いて粒度ごとに分析し、各粒度の組成を把握した。
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