MMIJ Annual Meeting 2017

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企画講演

粉体精製工学部門委員会学生賞セッション

Mon. Mar 27, 2017 9:00 AM - 12:00 PM Room-2 (6号館 3階 636講義室)

司会: 林直人(産業技術総合研究所),和嶋隆昌(千葉大学)

11:00 AM - 11:15 AM

[1201-11-08] Separation of sulfide minerals based on the change in magnetic properties using heat treatment

Taigen Masuyama1, Tsuyoshi Hirajima1, Hajime Miki1, Gde Pandhe Wisnu Suyantara1, Keiko Sasaki1 (1. Kyushu University)

司会: 和嶋隆昌(千葉大学)

Keywords:Arsenic minerals, Sulfide minerals, Magnetic separation, Heat treatment, Microwave treatment

近年、世界中で稼働している銅鉱山で採掘されている銅鉱石は、二次硫化鉱と比較して銅の含有率の低い初生硫化鉱が主体となっており、銅の品位が低下傾向にある。その不純物の中には、有害で産業分野での利用も少ないヒ素が含まれる場合がある。また、銅鉱石にはモリブデン鉱物を含む場合があり、モリブデン精鉱を十分な品位にするためには繰り返し浮選を行う必要があるため高いコストが問題となっている。そこで本研究では、硫化鉱の新規分離手法として管状炉とマイクロ波を用いた熱処理に着目し、その検討を行った。温度変化に伴う鉱物変化についてXRD測定を行い各鉱物の反応温度を調べ、その温度を基に管状炉で熱処理を施し、磁性変化、選別性について検討し、低磁力磁選機でも選別可能な処理温度についての知見を得た。マイクロ波処理に関しては、各鉱物がマイクロ波の電界と磁界要素のいずれに反応するのかを導波管型反応装置を用いて検討し、処理中の温度変化、処理後の鉱物の磁性を測定した。その結果、ほとんどの硫化鉱は電界要素により加熱され、管状炉による熱処理と同様の反応により鉱物組成が変化し、磁性鉱物が生成した場合には強い磁性を示すことがわかった。

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