一般社団法人資源・素材学会 平成29(2017)年度春季大会

講演情報(2017年2月23日付)

企画講演

陸から海に至るビッグデータ探査技術-海洋底資源から陸上地熱資源まで-

2017年3月27日(月) 09:00 〜 12:15 第3会場 (6号館 3階 635講義室)

司会: 木崎彰久(秋田大学),長縄成実(東京大学),柏谷公希(京都大学)

09:05 〜 09:20

[1301-12-01] 温泉スケールの付着強度評価法に関する検討

木崎 彰久1、立花 幸大1、今井 忠男1 (1. 秋田大学)

司会: 木崎彰久(秋田大学)

キーワード:地熱スケール、付着強度、デスケーリング

温泉熱を利用したバイナリー式温泉発電所の実証試験が各地で進められており,発電利用に加え,農業,養殖,融雪および地域暖房などのカスケード利用が経済性向上と地域活性化の上で期待されている。このような温泉熱水の利用において,送湯用配管や熱交換器に付着するスケール対策が大きな課題となっており,スケールの対策技術が求められている。
スケールの除去法の選定やメンテナンス時期を判断する上で,スケールの付着強度の情報が必要である。また,このようなスケール除去に関する知見は海底熱水鉱床における鉱物サンプリング技術にも役立つ可能性がある。そこで、本研究では,温泉熱水利用におけるスケール除去を効率よく行うための基礎資料を提供することを目的として,付着強度の簡易試験法を開発するとともに,炭酸カルシウムスケールを対象とした付着期間と付着強度の関係についての検討を行ったので得られた結果について報告する

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