資源と社会

[1410-14-04] Study on Construction of an Aggregate Supply Chain System Using Internet of Things.

^○Aru Oikawa¹, Naohiro Stuka¹, Mitsugu Saito¹ (1. Iwate University)

司会: 村上進亮（東京大学）

Keywords:aggregate, supply chain, Internet of Things

IoT 【 モノのインターネット】の活用が、近年急速に進んでいる。このIoTを基本とするインダスリー4.0【第４次産業革命】は、あらゆる産業分野に革新的な変革をもたらすとされている。特に、建設分野は、IoTの活用が最も適する分野の1つといわれている。そのため、建設用原材料を供給する骨材産業も、近い将来、建設業におけるIoTの一部に組み込まれる可能性が高いことが想定される。このような将来予測を前提として、これまで“地産地消”が基本であった骨材の生産供給体制を、広域的な視点から見直す必要があると考えられる。
そこで本研究では、骨材の生産・供給体制にサプライチェーンの概念を導入し、IoTの活用により、骨材の需給関係を全体最適化するための骨材サプライチェーンを一元的に管理できるシステムの構築について検討した。システムの基本コンセプトは、骨材の広域的な最適輸送シミュレーションが可能であり、GISクラウドを利用した骨材の需要と供給の一元管理、余剰在庫の削減など適切な生産体制の整備、エンドユーザのモバイル端末からのアクセス等を可能にするものである。