14:30 〜 14:45
[1415-23-01] ITを活用した露天採掘場周辺の生態系可視化システムの検討
司会: 荒牧憲隆(北海道科学技術総合振興センター)
キーワード:露天採掘場、データベース、可視化システム
国内で自給できる数少ない鉱産資源である石灰石や砕石用原石の露天採掘場は、その大部分が森林地域に存在するため、採掘に伴う森林伐採、表土除去、岩盤露出、地形改変、水系変更などが、貴重な動植物の減少や絶滅、生態系の基盤となる植生の崩壊、CO2の吸収機能の喪失、地域景観の阻害などに与える影響は大きい。したがって、貴重な動植物への影響の軽減、生態系の基盤となる植生の回復、水土保全、CO2吸収機能の再生、地域景観保全などを目指した環境調和型・低環境負荷型の露天採掘を実施する必要がある。そのためには、露天採掘場周辺の生態系に関する情報を収集し、データベース化することが不可欠である。一方、近年のIT(情報技術)の急速な進展に伴い、情報の可視化「見える化」があらゆる分野で進んでおり、資源分野においても、情報の可視化技術の導入が期待されている。
そこで本研究では、露天採掘場周辺の地形情報から作成した3D地形モデルをベースとして、これに地形・地質、動植物分布、水象などの情報をオーバーレイすることで、露天採掘場周辺の生態系を視覚的に把握できるシステムの構築について検討したので、その結果について報告する。
そこで本研究では、露天採掘場周辺の地形情報から作成した3D地形モデルをベースとして、これに地形・地質、動植物分布、水象などの情報をオーバーレイすることで、露天採掘場周辺の生態系を視覚的に把握できるシステムの構築について検討したので、その結果について報告する。
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