14:45 〜 15:00
[1415-23-02] 廃石膏ボード紙の再資源化に関する研究-繊維質固化処理土工法への適用-
司会: 荒牧憲隆(北海道科学技術総合振興センター)
キーワード:繊維質固化処理土工法、廃石膏ボード紙、再資源化、強度特性
著者らは,建設汚泥や浄水発生土などの高含水比泥土の新しい再資源化技術である「繊維質固化処理土工法」を開発した.本工法は,泥土に古紙破砕物と固化材を混合し,良質な土砂を生成する工法である.本工法で生成される土砂は,破壊強度および破壊ひずみが大きく,乾湿繰返しに対する高耐久性などの特徴を有する.しかし現在,古紙価格の高騰により,新たな繊維質物質の開発が求められている.そこで,本研究では建設廃棄物である廃石膏ボードに着目した.石膏ボードとは石膏の板の表面に厚紙が貼られた構造をしており,建物の内装材として幅広く用いられている.近年,廃石膏ボードの排出量は年々増加傾向にあり,またその処理の困難さからほとんどが最終処分されており,有効な再利用方法の開発が求められている.今回は廃石膏ボードのうち,厚紙の部分(以下,廃石膏ボード紙と略す)に着目し,繊維質固化処理土工法における古紙の代替品としての適用を試みた.廃石膏ボード紙を古紙と同様に破砕し,泥土改良に用いた場合の改良土の強度特性を,古紙破砕物を用いた場合の改良土のものと比較しながら適用の可能性の検討を行った.
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