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[2401-09-06] 木材チップ混合繊維質処理土の土壌物理特性に関する研究
司会: 板倉賢一(室蘭工業大学)
キーワード:繊維質処理土、緑化基盤材、通気性、保水力
建設現場や浄水処理場では高含水比泥土が大量に発生する.含水比の高い泥土は一般に直接利用が困難であり,多くが最終処分されているが,最終処分場の残余容量が逼迫しており,高含水比泥土の最終処分量の削減が喫緊の課題となっている.著者らが開発した繊維質処理土工法は,高含水比泥土に古紙破砕物を混ぜることで見かけの含水比を低下させ,さらに高分子系改良剤および無機系凝集剤を添加することで土粒子間の架橋・吸着効果により団粒化構造の中に自由水を封じこめ,流動性を失わせる工法であり,本工法により生成される土砂は,一般に緑化基盤材として利用される.著者らは,先行研究において,繊維質処理土の緑化基盤材としての特性について検討し,土粒子に対する古紙破砕物の最適添加量比を得たが,軽量性と通気性がやや不十分であり,さらなる性能の向上が必要であった.そこで,本研究では,繊維質処理土に骨格構造を持つ物質を混合することで,高い軽量性と通気性を持つ高機能性植生基盤材の開発を試みる.繊維質処理土に最大長さの異なる木材チップを添加し,土壌性能を計測することで,添加物の最適な形状と添加量について検討を行った.
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