MMIJ Annual Meeting 2017

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一般講演

高温素材プロセッシング・新材料

Wed. Mar 29, 2017 1:00 PM - 2:00 PM Room-1 (6号館 3階 631講義室)

司会: 邑瀬邦明(京都大学)

1:30 PM - 1:45 PM

[3110-11-01] The decisive descriptor of catalytic activity in the oxygen evolution reaction for manganese oxides

Shigeto Hirai1, Shunsuke Yagi2, Tomoya Ohno1, Takeshi Matsuda1 (1. Kitami Institute of Technology, 2. Institute of Industrial Science, the University of Tokyo)

司会: 邑瀬邦明(京都大学)

Keywords:Oxygen Evolution Reaction, Manganese oxides

酸素発生反応は金属空気電池の充電反応であり、その複雑な反応機構の解明は極めて重要である。そこで、我々はMn3-xCoxO4 (03O4のA-サイトのみをCo2+で選択的に置換することで、Coによる置換量の増加とともに酸素発生反応の電流密度が上昇した。しかし、触媒活性はCoの置換量に比例して高くなるわけではなく、Mn3+O6八面体のJahn-Teller歪みに比例して触媒活性が高くなる様子が観察できた。酸素発生反応に不利とされてきたMn3+だが、Mn3+O6八面体のJahn-Teller歪みが僅かに抑制されただけで、触媒活性が敏感に応答し、本来の優れた触媒性能が発現するというメカニズムが明らかになった。これは、Mn3+O6八面体のヤーンテラー歪みが小さくなったことで、Mn3+のeg軌道間の分裂が小さくなり、酸素イオンの2p軌道とeg軌道間の重なりが大きくなった結果、Mn3+と酸素関連吸着物質との間で電子移動が活発になったためと考えられる。

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