11:30 〜 11:45
[3401-10-10] 酸性硫酸塩土壌による推進工法用充填材の劣化メカニズムの検討
司会: 児玉淳一(北海道大学)
キーワード:推進工法、充填材、酸性硫酸塩土壌、浸漬試験
近年,東南アジアの都市部では急速な経済発展と人口の増加に伴い,インフラの需要が増加している。都市部でのインフラ建設にあたり工事占有面積が小さく,交通機関への影響が少ないことから推進工法による施工が計画されているが,東南アジア諸国等においては酸性硫酸塩土壌が広く分布しているため,施工の際に注入される充填材の機能の劣化が懸念されている。その対策として,充填材にフライアッシュおよびスラグを添加することで,充填材の機能劣化を抑制できることが既往の研究により明らかになっているが,その化学的なメカニズムに関しては未だに十分な検討がなされていない。
そこで本研究では,硫酸水中で充填材の浸漬試験を行うことで,フライアッシュおよびスラグが充填材の劣化抑制に与える影響に関して種々検討を行った。まず,XRF (X-ray Fluorescence)分析を行い,充填材の化学成分の経時変化を確認した。さらに,浸漬水のICP (Inductively Coupled Plasma)分析およびXRD (X-ray Diffraction)分析により,酸性条件下における充填材からの溶出挙動の把握も試みた。本報告では,上記の検討により得られた結果について報告する。
そこで本研究では,硫酸水中で充填材の浸漬試験を行うことで,フライアッシュおよびスラグが充填材の劣化抑制に与える影響に関して種々検討を行った。まず,XRF (X-ray Fluorescence)分析を行い,充填材の化学成分の経時変化を確認した。さらに,浸漬水のICP (Inductively Coupled Plasma)分析およびXRD (X-ray Diffraction)分析により,酸性条件下における充填材からの溶出挙動の把握も試みた。本報告では,上記の検討により得られた結果について報告する。
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