一般社団法人資源・素材学会 平成30(2018)年度春季大会

講演情報(2018年2月23日付 確定版)

一般講演

資源開発技術・岩盤工学

2018年3月27日(火) 09:00 〜 11:45 第2会場 (3号館3F, 33号講義室)

司会:木﨑 彰久(秋田大学),濱中 晃弘(九州大学)

11:15 〜 11:30

[1201-10-09] 新第三紀塊状珪質泥岩に分布する断層を対象とした亀裂ネットワークモデル

○早野 明1、石井 英一1 (1. 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構)

司会:濱中 晃弘(九州大学)

キーワード:亀裂ネットワークモデル、サイズ分布、断層、新第三紀塊状珪質泥岩、割れ目観察

亀裂性媒体の特徴を有する岩盤の地質構造モデルには,評価対象のスケールや不均質性の考慮の有無に応じて,岩盤中の個別の亀裂を確率論的に表現する亀裂ネットワークモデルが採用される。モデル化に必要な主な亀裂特性は,方向分布,頻度およびサイズ分布である。方向分布と頻度については,ボーリング調査や坑道壁面の割れ目観察のデータから直接的に設定できるが,サイズ分布については,調査において直接観測することが困難である。
日本原子力研究開発機構の幌延深地層研究センターの地下施設周辺には,塊状かつ均質な珪質泥岩からなる新第三紀の稚内層が分布する。これまでの研究では,稚内層に分布する断層が水みちとして機能することが示唆されており,稚内層は多孔質媒体のみならず亀裂性媒体としての特性を有する。そのため,稚内層の断層を対象とした亀裂ネットワークモデルの構築を進めている。その際,露頭および坑道壁面の割れ目観察の結果やボーリング孔間の水理的連結性といった観測された事実を再現できるサイズ分布を探し出すシミュレーションをFracMan ®を用いて実施しており,その結果について示す。

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