MMIJ Annual Meeting 2018

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企画講演

資源探査に関する研究の動向と大規模データプロセッシング

Thu. Mar 29, 2018 9:45 AM - 11:45 AM Room-6 (.)

司会:桑谷 立(国立研究開発法人海洋研究開発機構),木崎 彰久(秋田大学)

10:05 AM - 10:20 AM

[3601-07-02] Possibility of steam-spot detection in geothermal area based on temporal and seasonal changes in soil-gas radon concentration

○Taiki Kubo1, Shogo Kitamura1, Irwan Iskandar2, Mohamad Nur Heriawan2, Sudarto Notosiswoyo2, Katsuaki Koike1, Shigeki Sakurai1 (1. Kyoto University, 2. Institut Teknologi Bandung)

司会:桑谷 立(国立研究開発法人海洋研究開発機構)

Keywords:Geothermal resource, Radon survey, Geothermal fluid, Indonesia

地熱資源探査技術の発展を目的とした研究プロジェクトの一環として,インドネシア西ジャワ州バンドン南に位置するWayang Windu地区において継続的な地中ラドンガスのモニタリング測定および成分分析を実施している。測定は断層上や温泉付近などを対象に設置された計17箇所の計測井を用いて行われ,約一年間にわたる測定データが蓄積されている。これらの測定結果から,一時間程度の測定サイクル中に生じるラドン濃度の時間変化に複数のパターンが存在することが明らかになり,この違いは地下のガス流動特性に起因する可能性が示唆された。さらに各計測井の測定結果を時期によって区分することで,ラドン濃度の季節変化が存在することも示された。季節変化は標高が高い対象地域北部で強く現れており,地形的特徴や表層地質分布からインドネシア特有の雨季における大量の降水の影響が考えられる。このような時間・季節変化の影響を明らかにすることで,ラドン測定結果から地熱資源探査のターゲットとなる地熱流体パス,および生産井掘削の最適目標である蒸気スポットの存在と位置を,より正確に推定できることが期待される。

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