MMIJ 2018,Fukuoka

Presentation information (2018/07/31 Ver.)

企画講演

製錬工程における副産物のニッケル回収の現状と課題(2)

Mon. Sep 10, 2018 11:05 AM - 11:55 AM Room-2 (Fl.1.,Build. A. A12)

司会:高須 登実男(九州工業大学)

11:30 AM - 11:55 AM

[1204-05-02] Study on recovery of nickel from electroplating wastewater and recycling in factory

○Hiroki Koga1, Kouichi Mori2, Toru Sunaba3 (1. Fukuoka Industrial Technology Center, 2. ASKA Co., Ltd, 3. Kyushu Engineering Co., Ltd.)

司会:高須 登実男(九州工業大学)

Keywords:Nickel, Electroplating, Recycle, in the factry

電気ニッケルめっき排水からのニッケル回収と、回収したニッケルを再びめっき原料として使用する方法について検討した。最もニッケルを多く含むめっき後の第一水洗排水を分別し、これを水酸化ナトリウムにより中和して水酸化ニッケルとしてニッケルを回収した。中和時のpHによって混入する不純物量が変化したが、pH9の時に最も不純物が少なくなることがわかった。回収したニッケルは乾燥時で水酸化ニッケルとして87.8%の品位があった。回収した水酸化ニッケルを硫酸で溶解して硫酸ニッケルとし、めっき液として再利用する検討を行った。希硫酸を加えて水酸化ニッケルを溶解した。pH5~5.5で調整することにより不純物の少ない硫酸ニッケル溶液を調製することができた。再生した硫酸ニッケル溶液を使用してワット浴を調製し得られるめっきの性状を調査した結果、耐食性、外観、物理的特性等において従来品と同等であることがわかった。

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