MMIJ 2018,Fukuoka

Presentation information (2018/07/31 Ver.)

企画講演

最近の採掘技術に関するトピック(1)

Mon. Sep 10, 2018 9:00 AM - 10:15 AM Room-3 (Fl.1.,Build. A. A13)

司会:高木 裕治(石灰石鉱業協会)

9:45 AM - 10:05 AM

[1301-03-03] The limestone collecting facilities from topsoil

○Yasutaka Maeda1, Tomoyuki Shodai1 (1. Ube Industries, Ltd.)

司会:高木 裕治(石灰石鉱業協会)

Keywords:Collecting limestone, Screen

世界各国の鉱山では、高い生産能率や作業環境の有利さ等から、露天採掘法が広く採用されている。露天採掘法で石灰石を採掘するためには、目的とする石灰石周辺を覆っている表土を取り除いて石灰石鉱体を露出させなければならない。この作業を剥土作業といい、またこのときに掘り出した表土を一般的に剥土岩と呼ぶ。剥土岩は石灰石に比べCaO品位が低く、粘土分により破砕設備に詰まりやすいことから、従来生産利用されずに堆積場に捨てられている。
 山口県美祢市の宇部伊佐鉱山では、剥土岩から粘土分を除去し、石灰石を回収する設備(以下、石灰石回収設備と呼ぶ。)を2013年4月に導入した。石灰石回収設備はふるい分け機械として、ドラムロッドスクリーンを採用している。
 導入当初、石灰石回収設備は目詰まりが頻発し、処理能力が著しく低下してしまった。この理由は、剥土岩の性状が悪かったこと、また設備の構造が当鉱山の剥土岩に適していなかったことが原因として考えられる。このため、当鉱山では、剥土岩について土質試験等を実施して、剥土岩の性状や土質を捉え、この土質試験の考察より、改善策を種々検討した。本件では、その成果を報告する。

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