10:35 〜 10:55
[1304-06-02] 新津久見鉱山第3プラント低周波音圧レベル低減対策
司会:佐藤 晃(熊本大学)
キーワード:環境問題、低周波音
新津久見鉱山第3プラント選鉱場の近隣民家より「建具ががたつく」との情報が寄せられ、プラント周辺の振動問題の大きな要因である低周波音圧レベルの低減対策が必要であった。そこで本論文では、低周波発生原因を特定し、がたつきによる苦情を完全になくすことを目標として各データを測定し、対策を講じた。定量的な目標は、環境省の評価指針を参考に特に音圧レベルの高い周波数20Hz帯は80dB以下、16Hz帯は77dB以下とした。
まず、振動発生原因の究明にあたり、プラントの振動篩を一台ずつ単独運転し、各篩から発生する低周波音を測定した。加えて、プラント停止時、起動時、通常運転時等、運転状況別の低周波音も測定したところ、焼原1号Scr、焼原2号Scrが低周波音の発生源であることが明らかとなった。これらの調査結果を受け、焼原1号Scr、焼原2号Scrの振動力(振幅)、回転数を変更し、2台の篩の共振を抑制する対策を実施した。対策の結果、焼原1号Scrの回転数を1,200rpm、焼原2号Scrの回転数を1,000rpmとした場合、2台の篩の共振を抑制し、低周波を低減できることが明らかとなった。対策の成果として、周波数は当初の目標値を満たし、周辺住民からの苦情をなくすことができた。
まず、振動発生原因の究明にあたり、プラントの振動篩を一台ずつ単独運転し、各篩から発生する低周波音を測定した。加えて、プラント停止時、起動時、通常運転時等、運転状況別の低周波音も測定したところ、焼原1号Scr、焼原2号Scrが低周波音の発生源であることが明らかとなった。これらの調査結果を受け、焼原1号Scr、焼原2号Scrの振動力(振幅)、回転数を変更し、2台の篩の共振を抑制する対策を実施した。対策の結果、焼原1号Scrの回転数を1,200rpm、焼原2号Scrの回転数を1,000rpmとした場合、2台の篩の共振を抑制し、低周波を低減できることが明らかとなった。対策の成果として、周波数は当初の目標値を満たし、周辺住民からの苦情をなくすことができた。
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