資源・素材2018(福岡)

講演情報(2018年7月31日付 確定版)

企画講演

鉱山保安のための新技術(2)

2018年9月10日(月) 15:25 〜 17:10 第3会場 (A棟 1階 A13講義室)

司会:山本 晃(内閣府)

15:25 〜 15:50

[1314-16-01] ミリ波レーダによる斜面監視技術の開発

○出口 知敬1、杉山 智之1、岸本 宗丸1 (1. 日鉄鉱コンサルタント株式会社)

司会:山本 晃(内閣府)

キーワード:斜面監視、ミリ波レーダ、インターフェロメトリ、露天掘鉱山

近年の自動車は衝突防止システムの搭載が進んでおり,その一手段として76GHz帯の小電力ミリ波を用いたレーダ技術の普及が加速している。ミリ波レーダは,その名の通り,ミリ波帯の電波を送受信する方式で周囲の対象物を検知することができ,夜間や雨天時においても数百メートル離れた障害物や車両との距離・方向が計測可能となる。筆者らは,ミリ波レーダの技術を応用して,露天掘鉱山で形成される急崖斜面(残壁)の監視システムを開発した。本システムは,総務省が電波法内で定めた規格を満足した設備であれば,無線従事者資格や無線局免許が不要となる『特定小電力無線局』に該当するため,『いつでも』,『どこでも』,『誰でも』使用可能な機構を,簡便且つ即座に構築できる利点を持つ。これまでに屋外で実施した実証試験において,遠隔探知距離が最大2km,変位計測精度が0.2mmを達成できることを検証した。加えて,現実に発生した斜面崩壊の前兆現象を明確に捕捉することに成功したので,一連の成果について本発表において報告を行う。

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