資源・素材2018(福岡)

講演情報(2018年7月31日付 確定版)

企画講演

建設用原材料の評価・利用技術および脱水ケーキ等の未利用資源の活用(2)

2018年9月10日(月) 15:00 〜 16:35 第4会場 (A棟 2階 A21講義室)

司会:鴨志田 直人(岩手大学)

15:00 〜 15:20

[1404-05-01] 骨材の岩石鉱物がコンクリートの耐久性に及ぼす影響に関する検討

○岩月 栄治1 (1. 愛知工業大学)

司会:鴨志田 直人(岩手大学)

キーワード:コンクリート用骨材、岩石鉱物、コンクリートの劣化

コンクリートはその体積の8割近くを骨材で占めている。この骨材の多くは天然の岩石を用いており、他にコンクリート塊のリサイクル、鉄・非鉄製造時の副産物品、ごみ焼却時の溶融物などが用いられている。天然の骨材は、1960年頃までは河川や海、沖積平野等に堆積した砂利や堆積砂を用いていた。しかし1970年頃の高度経済成長によって骨材の重要が急激に高まり、砂利や堆積砂の不足等によって、砕石や砕砂が用いられるようになった。これによって使用実績の乏しい岩石を骨材として用いることになり、骨材の岩石・鉱物学的な特徴がコンクリートの耐久性に及ぼすことが近年重要視されている。
本報告は、骨材の岩石・鉱物学的な特徴がコンクリートの耐久性を損なう事例についてまとめ、その対策について検討した。

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