資源・素材2018(福岡)

講演情報(2018年7月31日付 確定版)

一般講演

開発機械・岩盤工学・資源開発技術・資源経済と社会システム(2)

2018年9月10日(月) 15:45 〜 17:00 第6会場 (A棟 2階 A23講義室)

司会:才ノ木 敦士(熊本大学)

16:00 〜 16:15

[1607-11-02] 鉱業法比較―関連税制の視点から

細井 義孝1、○小嶋 吉広2 (1. 国際協力機構、2. 石油ガス・金属鉱物資源機構)

司会:才ノ木 敦士(熊本大学)

キーワード:鉱業法、鉱業関連税、持続的発展

鉱業関連法制の中でも鉱業税制は、資源国の経済成長に大きな影響を及ぼす重要項目である。鉱業税は、資源国にとって、国家歳入増加をもたらし、さらなる鉱業投資促進と、鉱業による裨益効果を社会に還元する、つまり持続的発展の財源として、重要な役割を担っている。また一方、外国投資誘致(優遇)のインセンティブの要素でもある。この両立が時に難しく、かつ資源国の政策立案能力・ガバナンスが真に問われる分野である。

 特に途上国の場合、徴税制度が十分に機能してない等の脆弱性が見られ、そのような中で、公平負担という税の基本原則を損ねることなく、税率を定め、税制度を確立し実施し、外国投資家のニーズと資源国の財政的ニーズの両方を満たすことは重要な課題である。

今回の分析では、まずは代表的な資源国を数ヶ国取り上げて、税制の基本的な要素(鉱業に関連する税の種類や優遇措置等)について予察的な比較検討を行う。

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