16:45 〜 17:00
[1607-11-05] 地震探査によるフォームEORにおけるフォーム挙動モニタリングのための基礎的研究
司会:才ノ木 敦士(熊本大学)
キーワード:フォームEOR、地震探査、monitoring、time lapse
EOR手法の中で、界面活性剤と発泡剤を注入し発泡ガス帯(フォーム)を掃攻に用いたEORでの掃攻率の高さ、石油増進回収量の改善などが実証されてきた。しかし、地下のフォーム挙動は現場において試行錯誤的に判断されているのが現状であり、これを把握するための計測手法の確立が俟たれている。
著者らの先行研究において、フォームの前進による地下の地震波応答の変化により、反射法探査における受振波形が変化する,そして受信波形の差分にRTMによる逆伝播処理を行うことによりフォームの挙動を捉えられる、という可能性が示唆された。しかし、鉛直成分記録に着目し、水平方向成分は考慮されていない。
本研究では、地震波の水平方向成分信号には変換SV波由来の信号が多く含まれていると考え、この信号に対してRTMを適用することにより、AVO処理において地下の物性推定精度が向上されることと同様に、詳細なフォーム挙動を捉えることができると仮設を立てた。そして、この仮説を検証するために2次元地下構造モデルを設定し、タイムラプスシミュレーションを行った。その結果、水平方向成分信号を用いたRTMを行うことにより、詳細に地下を可視化できることが示された。
著者らの先行研究において、フォームの前進による地下の地震波応答の変化により、反射法探査における受振波形が変化する,そして受信波形の差分にRTMによる逆伝播処理を行うことによりフォームの挙動を捉えられる、という可能性が示唆された。しかし、鉛直成分記録に着目し、水平方向成分は考慮されていない。
本研究では、地震波の水平方向成分信号には変換SV波由来の信号が多く含まれていると考え、この信号に対してRTMを適用することにより、AVO処理において地下の物性推定精度が向上されることと同様に、詳細なフォーム挙動を捉えることができると仮設を立てた。そして、この仮説を検証するために2次元地下構造モデルを設定し、タイムラプスシミュレーションを行った。その結果、水平方向成分信号を用いたRTMを行うことにより、詳細に地下を可視化できることが示された。
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