13:45 〜 14:00
[1704-07-04] 電界印加を活用したヤナギの生長促進効果の評価および汚染拡大防止シミュレーション
司会:中村 謙吾(東北大学)
キーワード:電界印加、ヤナギ、ファイトバリア
近年問題となっている自然由来の重金属汚染の拡大防止のため、発表者らは重金属蓄積性樹木を用いた汚染拡大防止システム(ファイトバリア)を提案している。しかしながら、技術確立のためには、効率的な樹木の生長促進および土壌内での重金属移動に関するシミュレーションが不可欠であると考えられる。そこで、本研究では植物に電界印加することで生長促進が起きることに着目し、重金属を蓄積可能で生育速度の早いヤナギ(willow sp.)を対象として、電界印加による生長促進効果の検討およびヤナギの植樹パターン変化による汚染物質の移動シミュレーションを行った。
ヤナギに交流電界を印加した場合、有意な根の伸長が確認された。一方で、電界を掛け続けた場合、生長促進効果が減衰することも明らかになった。また、汚染物質の移動シミュレーションでは、植樹パターンを変化させることにより下流域への汚染物質の流出を制限することが可能であることが示された。
ヤナギに交流電界を印加した場合、有意な根の伸長が確認された。一方で、電界を掛け続けた場合、生長促進効果が減衰することも明らかになった。また、汚染物質の移動シミュレーションでは、植樹パターンを変化させることにより下流域への汚染物質の流出を制限することが可能であることが示された。
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