資源・素材2018(福岡)

講演情報(2018年7月31日付 確定版)

一般講演

環境・リサイクル(2)

2018年9月10日(月) 14:00 〜 15:00 第7会場 (A棟 2階 A25講義室)

司会:鈴木 祐麻(山口大学)

14:15 〜 14:30

[1708-10-02] 硬化促進剤が高炉セメント硬化体の初期強度発現に及ぼす効果

○小島 真実1、佐々木 健太1、胡桃澤 清文1 (1. 北海道大学)

司会:鈴木 祐麻(山口大学)

キーワード:高炉セメント、硬化促進剤、グリセリン、硫酸ナトリウム、初期強度

CO2 排出量削減が求められる中,建設業界では混和材を用いるため初期強度の低下を生じる。更に寒冷地では、気温が低く、かつ、凍結融解抵抗性増進のためAE剤を混和させることによりさらに初期強度の低下が起きる。したがってこれを補う硬化促進技術の確立は重要である。従来は、効果及び経済性の点で塩化カルシウムが優れており最も広く使用されているが、塩素イオンによる鉄筋腐食の問題があるため、使用量及び使用対象に制限が設けられていることが懸念されている。
 そこで、新規のセメント用硬化促進剤が開発されており、主な含有成分であるポリオール系と硫酸塩系を一定割合で併用することにより高い硬化促進効果が得られることが報告されている。しかし、初期の強度増進のメカニズムは明らかにされていない。
 本研究では、新規硬化促進剤添加による高炉セメント硬化体の初期強度発現メカニズムの解明を試みた。その結果、ポリオール系と硫酸塩系を併用することによりアルミネート相の水和反応を促進すること、硬化促進剤がポルトランダイトを溶解し、高炉スラグ微粉末の反応を促進させる可能性があることを明らかにした。

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