16:00 〜 16:15
[1714-16-02] 凝結遅延剤がフライアッシュ・高炉スラグ微粉末を用いた硬化体の流動性および圧縮強度に及ぼす影響
司会:松岡 光昭(関西大学)
キーワード:凝結遅延剤、フライアッシュ 、高炉スラグ微粉末、ジオポリマー、圧縮強度
コンクリート構造物に用いられているセメントを製造する際には石灰石の焼成により、二酸化炭素が発生するという問題がある。そこで、ジオポリマー(GP)と呼ばれる、製造時に二酸化炭素が発生しない硬化体がセメントの代替材料として注目を集めている。GPの製造には産業副産物を用いるため、副産物の有効利用にも繋がることが報告されている。
しかし、GPには凝結時間がセメントに比べて非常に短いという問題が指摘されており、今後GPの普及を行うためにはこの改善が必要である。そこで本研究においては、その問題点を解決するために凝結遅延剤の開発を行い、その凝結遅延剤がフライアッシュー高炉スラグ微粉末を用いた硬化体の流動性及び圧縮強度に及ぼす影響を明らかにすることを目的とし、流動性及び圧縮強度を測定し、微細構造の観点から評価を行った。
その結果、キレート剤添加により可使時間を長くすることが可能となり、キレート剤の種類によって強度発現が異なることを明らかにした。一方、キレート剤の添加によって硬化途中の溶液中のカルシウムおよびアルミニウム濃度が変化することを明らかにし、これと可使時間との間に相関があることを示した。
しかし、GPには凝結時間がセメントに比べて非常に短いという問題が指摘されており、今後GPの普及を行うためにはこの改善が必要である。そこで本研究においては、その問題点を解決するために凝結遅延剤の開発を行い、その凝結遅延剤がフライアッシュー高炉スラグ微粉末を用いた硬化体の流動性及び圧縮強度に及ぼす影響を明らかにすることを目的とし、流動性及び圧縮強度を測定し、微細構造の観点から評価を行った。
その結果、キレート剤添加により可使時間を長くすることが可能となり、キレート剤の種類によって強度発現が異なることを明らかにした。一方、キレート剤の添加によって硬化途中の溶液中のカルシウムおよびアルミニウム濃度が変化することを明らかにし、これと可使時間との間に相関があることを示した。
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