15:30 〜 15:55
[1806-12-06] 八総赤倉鉱山の坑廃水を用いたパッシブトリートメント試験について ~第2報~
司会:岨中 真洋(独立行政法人石油・天然ガス金属鉱物資源機構)
キーワード:パッシブトリートメント、バイオフィルム
八総赤倉鉱山は1970年9月の閉山後、住友金属鉱山が廃水処理設備を設置し、処理業務を実施している。坑廃水処理水の亜鉛濃度およびカドミウム濃度は、環境省が定める暫定基準の許容限度内であるが、一律排水基準を超過した事態が発生している。将来的な一律排水基準の適用に向け新たな処理プロセスによる設備建設が必要となる。また、赤倉地区は冬季のアクセスが悪い場所にあり、新たなプロセスは調整不要な簡便なものが望ましい。そこで、世界的にも研究が進められているパッシブトリートメント技術(自然力活用型坑廃水処理技術)に着目し、同技術の八総赤倉鉱山への適用可能性検討について、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構との自然力活用型坑廃水処理に係る技術導入支援事業に関する共同スタディを2016 年度より開始した。これまで実施してきた原位置カラム試験およびベンチスケール実証試験等によりパッシブトリートメント技術の適用に向け取り組んでいる。本報告は第2報として、2017年10月より開始したベンチスケール実証試験および課題解決に向けて取り組んだ内容について報告する。
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