資源開発技術（1）

[PY-17] Effect of blasting designs on propagation behavior of stress wave and fracture mechanism

○Yoshiaki Takahashi¹, Shiro Kubota², Tei Saburi², Takashi Sasaoka¹, Hajime Yamauchi¹, Takahiro Funatsu¹, Sugeng Wahyudi¹, Akihiro Hamanaka¹, Hideki Shimada¹, Yuji Ogata² (1. Kyushu University, 2. National Institute of Advanced Industrial Science and Technology)

Keywords:Rock blasting, Surface mining, Digital image correlation, Numerical simulation

発破工法は，露天掘り鉱山採掘において作業性・経済性の観点から重要な作業工程の一つである。一方で，火薬類の使用を伴うことから，飛石・振動・騒音の発生など，他の工法に比して周辺環境に悪影響を及ぼす可能性が高い工法と言える。つまり，持続可能な鉱山採掘に向け，安全性と生産性の両立した発破作業が重要である。したがって，発破規格の変更が応力波の伝播挙動や岩盤の破壊に及ぼす影響を理解することは極めて重要であるが，これまで理論的な検討を実施した例は極めて少ない。そこで本研究では，安全で高効率の発破設計指針の確立に向け，火薬類起爆後どのように応力波が伝播し，破壊が発生するのか，また，発破規格を変更することで，これらがどのように変化するのか検討を行った。すなわち，第一に，室内小規模発破試験を行い，自由面における亀裂進展メカニズムについて，画像相関法を用いた定量評価を実施した。さらに，室内試験結果をもとに三次元数値解析モデルを構築し，発破規格の変更に伴う岩盤内部における応力波の伝播挙動と破壊の発生メカニズムに関して検討を行った。