資源・素材2018(福岡)

講演情報(2018年7月31日付 確定版)

若手ポスター発表

資源開発技術(1)

2018年9月11日(火) 13:15 〜 14:15 ポスター会場 (A棟 1階 A14・A15講義室)

13:15 〜 14:15

[PY-17] 発破規格が応力波の伝播挙動および破壊メカニズムに及ぼす影響に関する検討

○高橋 良尭1、久保田 士郎2、佐分利 禎2、笹岡 孝司1、山内 哉1、船津 貴弘1、ワヒューディ スゲン1、濵中 晃弘1、島田 英樹1、緒方 雄二2 (1. 九州大学、2. 産業技術総合研究所)

キーワード:発破、露天掘り鉱山採掘、画像相関法、数値シミュレーション

発破工法は,露天掘り鉱山採掘において作業性・経済性の観点から重要な作業工程の一つである。一方で,火薬類の使用を伴うことから,飛石・振動・騒音の発生など,他の工法に比して周辺環境に悪影響を及ぼす可能性が高い工法と言える。つまり,持続可能な鉱山採掘に向け,安全性と生産性の両立した発破作業が重要である。したがって,発破規格の変更が応力波の伝播挙動や岩盤の破壊に及ぼす影響を理解することは極めて重要であるが,これまで理論的な検討を実施した例は極めて少ない。そこで本研究では,安全で高効率の発破設計指針の確立に向け,火薬類起爆後どのように応力波が伝播し,破壊が発生するのか,また,発破規格を変更することで,これらがどのように変化するのか検討を行った。すなわち,第一に,室内小規模発破試験を行い,自由面における亀裂進展メカニズムについて,画像相関法を用いた定量評価を実施した。さらに,室内試験結果をもとに三次元数値解析モデルを構築し,発破規格の変更に伴う岩盤内部における応力波の伝播挙動と破壊の発生メカニズムに関して検討を行った。

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