1:15 PM - 2:15 PM
[PY-25] Leaching behavior of high arsenic bearing copper concentrate using high temperature and high pressure and investigation of mechanism
Keywords:High temperature and high pressure leaching, Copper, Arsenic, Autoclave, Mechanism
近年、一部の銅(Cu)鉱床ではCu鉱石中のヒ素(As)品位が上昇傾向にある。銅鉱石の選鉱技術として汎用的に用いられる浮選において、銅鉱物とヒ素鉱物は類似した挙動を示すため、銅精鉱中にヒ素が濃縮し、ヒ素を多く含む高ヒ素含有銅精鉱が生産される。本研究では、高ヒ素含有銅精鉱(ペルー産)からの銅回収とヒ素除去を目的に、高温高圧浸出における最適浸出条件を検討した。実験装置には高温高圧条件を付与できるオートクレーブを使用したほか、浸出剤として蒸留水(D.W.)、0.1 mol/L 硫酸鉄(Ⅲ)(Fe2(SO4)3)を用い、浸出助剤として0.34 mol/Lに調整した塩化ナトリウム(NaCl)を必要に応じて添加した。
実験結果より、D.W.あるいはFe2(SO4)3で浸出した場合、銅の浸出率はそれぞれ80%、77%となり、ヒ素の浸出率は11%、30%となった。一方、各浸出剤にNaClを添加した場合の銅浸出率はそれぞれ95%、94%となるなど、銅浸出率が向上することを確認した。またヒ素浸出率は6%、7% に留まるなど、銅とヒ素の分離性が検出された。以上の結果より、浸出剤にNaClを添加することで、銅浸出率を向上させるとともに、ヒ素の浸出を抑制できることを確認した。
実験結果より、D.W.あるいはFe2(SO4)3で浸出した場合、銅の浸出率はそれぞれ80%、77%となり、ヒ素の浸出率は11%、30%となった。一方、各浸出剤にNaClを添加した場合の銅浸出率はそれぞれ95%、94%となるなど、銅浸出率が向上することを確認した。またヒ素浸出率は6%、7% に留まるなど、銅とヒ素の分離性が検出された。以上の結果より、浸出剤にNaClを添加することで、銅浸出率を向上させるとともに、ヒ素の浸出を抑制できることを確認した。
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