環境（1）

[PY-35] 尿素分解菌の探索とウレアーゼ活性に対する諸条件の影響

○吉田 光平¹、中島 一紀¹、大岡 太郎²、川﨑 了¹ (1. 北海道大学、2. 東亜グラウト工業)

キーワード：MICP、尿素分解菌、有機酸、地盤固化

近年，環境に優しい地盤固化技術として，Microbially Induced Carbonate Precipitation（MICP）が注目されている。MICPは，微生物の機能を利用して，セメント物質である炭酸カルシウムを析出させる。通常のセメント製造は，大量の二酸化炭素を排出し，環境負荷化が大きい。その一方で，MICPではそのような環境負荷が少ない。本研究では，群馬県内においてMICPに活用できそうな尿素分解菌の探索と，そのウレアーゼ活性に対する諸条件の影響について調査した。具体的な諸条件とは，温度，pH，培地成分などである。また，日本の土壌に多く含まれている有機酸が尿素分解菌に与える影響について調査した。