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[PY-37] 海岸域より単離した尿素分解菌を用いたウレアーゼ活性評価と砂の固化試験
キーワード:海外侵食、尿素分解菌、MICP法、バイオセメント
現在,国内外で海岸侵食が大きな問題となっている。海外侵食に対しては,養浜や護岸工事等の対策工が採用されているが,国内では高度経済成長期に整備された対策工の老朽化が進んでおり,その維持工事に伴う環境負荷の低減が課題となっている。その解決策の新しい候補として,尿素分解菌を用いた地盤固化技術であるMicro bialy induced carbonate precipitation 法(MICP 法)の研究が進められている。この手法は,周辺景観を損なわない,低環境負荷である等の長所を有している。しかしその一方で,先行研究の多くは特定の外来微生物であるSporosarcina Pasteurii を用いており,この菌株を大量に現場で使用することによる周辺環境への悪影響が懸念されている。
本研究では,海岸侵食が問題となっている国内外の海砂を対象とし,採取した海砂から尿素分解菌の単離し,現地由来の微生物を使用することで、生態系への影響を低減させることを目的とした。単離した菌株は,ウレアーゼ活性の評価を実施した。その結果を踏まえ,シリンジを用いた砂の固化試験を行い,固化の程度を針貫入試験によって定量的に評価した。さらに,この技術の実用化に向けて,培地組成の低コスト化を目的とした検討を実施した。
本研究では,海岸侵食が問題となっている国内外の海砂を対象とし,採取した海砂から尿素分解菌の単離し,現地由来の微生物を使用することで、生態系への影響を低減させることを目的とした。単離した菌株は,ウレアーゼ活性の評価を実施した。その結果を踏まえ,シリンジを用いた砂の固化試験を行い,固化の程度を針貫入試験によって定量的に評価した。さらに,この技術の実用化に向けて,培地組成の低コスト化を目的とした検討を実施した。
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