資源・素材2018(福岡)

講演情報(2018年7月31日付 確定版)

若手ポスター発表

環境(1)

2018年9月11日(火) 13:15 〜 14:15 ポスター会場 (A棟 1階 A14・A15講義室)

13:15 〜 14:15

[PY-45] Mg-Ca-Al系複合水酸化物を用いるホウ素の除去とその機構について

○中谷 知弘1、矢野 健吾1、松岡 光昭1、村山 憲弘1 (1. 関西大学)

キーワード:廃水処理、ホウ素、収着

陰イオン交換能を持つ層状複水酸化物 (Layered Double Hydroxide、LDH)を用いて、希薄水溶液からのホウ素の除去を検討した。本研究では、LDHを主成分とするMg2+-Ca2+-Al3+系複合水酸化物の金属イオン混合比を変化させて、ホウ素の除去能におよぼす金属イオンの混合比の影響を調べた。
共沈法によるLDH合成時にAl3+に対してCa2+, Mg2+が過剰に存在する場合、Ca2+は全量沈殿せず、Mg2+とAl3+が優先的に沈殿することがわかった。いくつかのある特定の混合比にて、ホウ素の除去率がそれぞれ極大値を示す傾向が見られた。たとえば、LDHを形成すると予測される組成範囲(Mg2++Ca2+ : Al3+= 2:1~4:1)では、Mg2+が多く存在する場合にホウ素の除去率が約70%の極大値を示した。適量のCa2+を生成物の構造内に導入することによりLDHの構造が部分的に脆くなることや、このような部分的な構造の脆化がホウ素の収着除去に有効であることが示唆された。ホウ素除去率の極大値が得られる混合比の生成物に対して、様々な物性評価を行うとともに、ホウ素の除去能が向上する原因の考察等は当日報告する。

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