鉱物処理（2）

[PY-20] 各種粉砕による高SiO₂含有亜鉛精鉱中の亜鉛鉱物とSiO₂の選択粉砕の検討

○小野 竜大¹、芳賀 一寿¹、高崎 康志¹、川村 茂¹、柴山 敦¹ (1. 秋田大学)

キーワード：亜鉛精鉱、SiO2、単体分離、選択粉砕

本研究では選鉱学的手法を用いて高SiO₂含有亜鉛精鉱からSiO₂分離除去することを検討している。本研究で用いた高SiO₂含有亜鉛精鉱は、SiO₂表面にZn鉱物等が付着しているためSiO₂の単体分離が不十分で、浮遊選鉱等の物理選別で有用成分Znと不用成分SiO₂の分離が困難である。そこで物理選別の前処理である粉砕プロセスに着目し、各種粉砕機が単体分離性に及ぼす効果について比較検討を行った。　粉砕機には振動ミル、媒体撹拌ミル、高速撹拌混合機を用い、粉砕後の粒子径と粒径別の亜鉛及びSiO₂の含有割合を調査した。MLA（Mineral liberation analysis）よりZn鉱物とSiO₂の鉱物グレインサイズや単体分離度を求めた。