資源・素材2018(福岡)

講演情報(2018年7月31日付 確定版)

若手ポスター発表

環境(2)

2018年9月11日(火) 14:15 〜 15:15 ポスター会場 (A棟 1階 A14・A15講義室)

14:15 〜 15:15

[PY-48] Zn-Al系酸化物の粒子形態におよぼす前駆体調製時の出発原料の影響

○佐藤 大樹1、松岡 光昭1、村山 憲弘1 (1. 関西大学)

キーワード:酸化亜鉛、粒子形態、湿式法

ZnOにAlを一部添加すると、バンドギャップや粒子形態を制御できる可能性がある。複合酸化物の合成において、固相法では高温処理による粒成長の不均一性などから、一般に粒子形態制御は困難である。液相法では原料を均一混合できることや、酸化物を得るための焼成温度を低くできる可能性がある。本研究では、液相法で様々な出発原料から合成した前駆体を用いることにより、焼成後に得られる複合酸化物の粒子形態制御の可能性について検討した。
前駆体調製時の出発原料や、pH、Zn-Alの混合比、撹拌時間などの合成条件を変化させて、焼成して得られる複合酸化物の結晶構造や粒子形態を調べた。Zn-Al複合酸化物の粒子形状におよぼすpHや撹拌熟成時間の影響はほとんどないことがわかった。出発原料である亜鉛のアニオン源としてCl-, SO42-, NO3-, CH3COO-を用いた。Alが存在しない場合、Cl-とNO3-で前駆体を合成した酸化物は球状粒子が、SO42-では六角柱状の粒子が、CH3COO-では六角板状の粒子がそれぞれ見られた。一方、Alが含まれると、数ミクロンのZnO粒子の中にZn-Alスピネルと考えられるサブミクロンオーダーの粒子が混在する生成物が得られた。生成物の粒子形状におよぼす諸条件の影響を考察した結果は当日報告する。

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