MMIJ 2018,Fukuoka

Presentation information (2018/07/31 Ver.)

若手ポスター発表

リサイクル(2)

Tue. Sep 11, 2018 2:15 PM - 3:15 PM Poster (Fl.1.,Build. A. A14/A15)

2:15 PM - 3:15 PM

[PY-60] Highly efficient recovery of lithium from LiCoO2

○Mina Ota1, Shunsuke Kuzuhara1, Ryo Kasuya2 (1. National Institute of Technology, Sendai College, 2. National Institute of Advanced Industrial Science and Technology)

Keywords:lithium recovery, lithium-ion secondary battery, cathode active material, complex oxide

自動車用のリチウムイオン二次電池(LIB)の正極活物質は、資源価値の高いCo、Niが積極的に回収されているが、今後需要拡大が見込まれるLiに関する検討は少ない。本研究では、Liとの複合酸化物を経由するPGMの新規回収プロセスへの応用を目的として、試薬正極活物質(LiCoO2)からのLi回収を行った。Li回収率の目標を90%以上とし、還元剤添加量、温度などをパラメータにして検討した。LiCoO2と還元剤(活性炭)の混合物をAr雰囲気中、400~1000℃で焼成後、水浸出等を行うことによりLi塩を回収した。回収したLi塩は、いずれも単相のLi2CO3であることがXRD分析から確認された。焼成条件を種々検討した結果、還元剤存在下で焼成温度500~900℃ではLi回収率90%以上を達成できた。焼成温度500~600℃と700~900℃では試料の重量減少率に大きな違いが認められたため、焼成試料の結晶構造等の観点から検討を行っている。また、回収したLi塩を用いて白金族複合酸化物の合成試験も行った。回収したLi2CO3とPt粉末をLi/Pt比=4.0(原子比)となるよう混合して、空気中、800℃で1時間焼成することにより、複合酸化物であるLi2PtO3が生成したことがわかった。

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