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[PY-68] Fe3+含有硫酸酸性溶液中の銀の除去
キーワード：銅リサイクル、硫酸系水溶液、銀イオン、浄液
研究室では硫酸酸性水溶液系での銅の電解採取における省電力化を検討している．この電解は第1鉄イオンを加え，カソードで銅の析出を，アノードにおいては第1鉄イオンから第2鉄イオンへの酸化反応を利用して電解電圧の低減を図るものである．しかしながら電解を続けるには第1鉄イオンを再生させる必要があり，一例として浸出と組み合わせる銅リサイクル法を考えている．浸出において第2鉄イオンが酸化剤となり銅が溶解するが，銅の他にも溶解する元素が考えられる．そこで本研究は銀，ニッケルなどの浸出速度について調べるとともに，塩酸添加による銀の除去法について検討した．塩酸の添加量の増加とともに銀濃度が低下し,塩化銀が生成した．また当量以上の添加により銀濃度が1mg/L未満となった．
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