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[PY-96] 磁性蓄冷材料を目指したEu1-XGdXS(0≦x≦1)の合成
キーワード:希土類一硫化物、ユウロピウム、ガドリニウム、磁気冷凍材料、CS2ガス硫化
EuSは16.8K付近に磁気熱相転移温度が存在するため、液化温度が20K付近にある水素液化保存の際に用いられる磁性蓄冷材の有力な候補材料の一つである。従来、Eu2O3のCS2ガス硫化により合成したEuS粉末からパルス通電焼結法により作製したEuS多結晶体は、零磁場下において16.5K付近に大きな比熱のピークを有することを確認してきた。一方、GdSの磁気熱相転移温度は57K付近に存在し、EuSよりもさらに大きな比熱ピークを有する。このGdSは、金属Gdと硫黄との直接反応とアニールにより合成されている。この他、EuおよびGdのジチオカルバミン酸塩の熱分解により合成されたEu1-XGdXS(0≦x≦0.1)ナノ粒子は、x=0.004において30K付近に磁気熱相転移温度がある。本研究では、先ず、Gd2O3のCS2ガス硫化法によりGd2S3を合成し、次いでパルス通電焼結装置を用いたGd2S3とGdHxの直接反応によりGdS単相を合成した。これをEu2O3のCS2ガス硫化により予め合成しておいたEuSに所定量加え、パルス通電焼結装置を用いた直接反応焼結によりEu1-XGdXS(0≦x≦1)単相を合成した。
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