11:45 〜 12:00
[3101-06-06] 量子ドット太陽電池用InAs(インジウムひ素)コロイド合成
司会:佐々木 秀顕(愛媛大学)
キーワード:量子ドット、太陽電池、InAs、コロイド、ナノ粒子
量子ドット太陽電池は次世代太陽電池の有力候補として注目されており、その光エネルギー変換材料としてInAs(インジウムひ素)化合物半導体が最適材料のひとつであることが知られている。そのコロイダル量子ドットを合成する方法はアルシンガスAsH3など非常に反応性が高く危険性も高い原料が必要で事業化も極めて難しいものであったが、近年は比較的安全なAs原料を使用した合成法も報告がなされてきた。そこで著者らはそうした技術をさらに改良して安全で簡便な汎用性の高いプロセスの開発に取り組み、実用化レベルに引き上げるための基礎研究を行なった。均一で良質なInAsコロイドを合成でき、従来は1%程であった収率を10%以上に向上させることに成功し、また合成スケールを向上しても再現性の良い結果を得ることに成功した。得られたコロイドは良質な既存材と遜色ない光学特性が得られることを確認した。さらに粒子成長メカニズムを解析し定式化することにも成功した。本講ではその内容を報告する。
講演PDFファイルダウンロードパスワード認証
講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。
現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)
[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください