MMIJ 2018,Fukuoka

Presentation information (2018/07/31 Ver.)

一般講演

湿式素材プロセッシング・新材料(2)

Wed. Sep 12, 2018 1:00 PM - 2:15 PM Room-1 (Fl.1.,Build. A. A11)

司会:川口 健次(同志社大学)

1:00 PM - 1:15 PM

[3107-11-01] Effect of polymer additives with straight-chain structure on the current efficiency and crystal texture of Zn deposited from electrowinning solution

○Keita Uchida1, Satoshi Oue1, Hiroaki Nakano1, Shigeo Kobayashi2 (1. Kyushu University, 2. Kyushu Sngyo University)

司会:川口 健次(同志社大学)

Keywords:electrowinning, glue, polyethylene glycol, zinc, current efficiency

Zn2+ 1.07 mol/L, H2SO41.53 mol/Lの溶液に添加剤としてニカワ(分子量6000)またはポリエチレングリコール(PEG,分子量200~35000)を10 mg/L添加し,浴温45℃,攪拌100 rpmにてZnの電解採取を行い,ニカワの代替としてPEGを使用できるかどうかを検討した。Zn電析の電流効率は,添加剤無添加の場合が最も高く, PEGを添加した方がニカワを添加するより若干高くなった。Zn析出の部分分極曲線は,PEG,ニカワを添加すると分極し,その分極の程度は,分子量が同程度であれば,PEGとニカワでほぼ同一であった。PEGについては分子量が低い方から4000までは分子量の増加に伴い,吸着座が増えることでZn析出に対する分極効果が大きくなるが, 分子量が4000を超えると,PEG同士の絡まりおよび水溶液への溶解性の低下により,分極効果が低下した。添加剤を含まない浴では,電析Znの表面には水素発生痕が目立ち, 表面が粗くなった。ニカワまたはPEGを添加すると水素発生痕はほとんど見られなくなり,表面が平滑になった。ニカワとPEG添加を比較すると,表面粗度はPEG添加の方が小さくなり,より平滑となった。電析Znの表面粗度,結晶形態に及ぼすPEGの分子量の影響は,特に見られなかった。

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