MMIJ 2018,Fukuoka

Presentation information (2018/07/31 Ver.)

企画講演

資源探査に関する研究の動向と大規模データプロセッシング(1)

Wed. Sep 12, 2018 9:15 AM - 10:30 AM Room-4 (Fl.2.,Build. A. A21)

司会:木崎 彰久(秋田大学)

10:00 AM - 10:20 AM

[3401-03-03] Three-dimensional S-wave velocity structure derived from ambient noise: Application of zero-crossing method and surface-wave tomography

○Yudai Suemoto1, Hiro Nimiya1, Tatsunori Ikeda2, Takeshi Tsuji1,2 (1. Department of Earth Resources Engineering, Kyushu University, 2. International Institute for Carbon-Neutral Energy Research (WPI-I2CNER), Kyushu University)

司会:木崎 彰久(秋田大学)

Keywords:surface-wave tomography, ambient noise

地震探査と言えば大掛かりな人工震源と地震計を用いる反射法地震探査などが一般的である。しかし、最近では人工震源を用いず、観測された常時微動を解析するだけで、S波速度構造が推定できるようになってきた。我々の研究グループでは、微動をうまく利用して地下構造を推定する地震探査手法の開発を行ってきた。本研究では鳥取県西部地域周辺に多数設置されている地震計で取得された連続した微動データを用いて、表面波の位相速度を求めた。トモグラフィ解析を行うことで、これまで得られなかった高分解能な浅部3次元S波速度構造を推定することに成功した。表面波の位相速度を推定する際に適用したゼロクロス法は、アレイ制約が非常に小さく、2観測点ごとに広い周波数帯での解析が可能である。微動を利用して得られた速度構造から、地質境界や断層の特徴など、細かな地質構造が明らかになった。このように人工震源を用いた地震探査を行わなくても、微動を用いて、安価で簡便に地下構造を推定できることが分かってきた。そのため、バイブロサイス(起震車)の立ち入りが難しい山岳域での地熱開発や鉱山開発の探査にも、本研究で開発した手法は貢献できると考えられる。

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