13:00 〜 13:30
[3407-09-01] 3次元レーザスキャナを用いた多田銀銅山民田千軒間歩群の定量解析
司会:中西 哲也(九州大学)
キーワード:3次元レーザ測定、 坑道、 遠隔操作ロボット、 多田銀銅山
本研究では3次元レーザスキャナ(FARO製 Focus3D データ点数40,000,000点/スキャナ)を用いて坑道が散在する斜面形状を測定して採掘時の坑道周辺の様子や坑道の位置関係を明確にしてきた。また3次元レーザスキャナを搭載したロボットを用いて坑道内を測定して断面形状、採掘方向、傾斜角、採掘体積等の定量データを取得した。これら定量データから時代毎の坑道形状の特徴を求めることが可能となった。この手法を用いて平成27年度には多田銀銅山内の差組・肝川地区、平成28年度には肝川地区樋ノ上間歩群および銀山地区猪木谷間歩群の調査を行った。今回これまで学術的な鉱山遺跡分布調査が実施されていない千軒間歩群の残存する6つの坑道の測定を行った。その結果この間歩群は、江戸時代か明治時代まで再興を繰り返して活発な鉱業活動が実施されていた場所であることが確認された。また坑道が残存する山腹斜面の3次元レーザ測定を行い坑道間の相互関係を求めた。その結果、絵図等には水拭き坑と記載されいた坑道が横相の坑口であると分かった。
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